本屋やレコード屋のこと・・・

2024年9月4日

白木原書店と田中聖文堂のこと

子供の頃に世話になった本屋を思い出すのはなかなか困難です。幸町のアズマヤの中にも本屋はあったような気がするけど、記憶がぼやけています。これは痴呆妄想でしょうか?中学時代に一番良く行っていたのは延岡駅前の白木原書店でした。ここには映画雑誌「スクリーン」とかロック・ポップスの月刊誌「ミュージック・ライフ」を眺めに(買いにではない。高くて買えなかった)いったものですが、「はたき」を持った店主がうるさかった。立ち読みしていると「はたき」が邪魔してくるのです(妄想でしょうか?)。漫画みたいな世界でした。店主夫人は目のクリっとしたきれいな人でしたが、はたきは持たず、鋭い目で迫ってきた。この他には祇園町の聖文堂にはよく行きました。小道を挟んで陶器屋さんの隣にありました。(今調べたら、まだ陶器屋あるんだ「池邉陶器」)「田中聖文堂」は立派なとても大きな本屋さんでした。二階建てであり、階上には学習参考書などがあったのではないか(妄想?。とにかく「田中聖文堂」ではいろんな本を買いました。月刊「小学三年生」や月刊漫画誌「少年」や「冒険王」を買ってもらいました。あと「子供の科学」なんていう月刊誌も好きでした。小学校高学年になると「名探偵ホームズ」と「怪盗ルパン」のシリーズにハマります。同学年に同じようにハマった友達がおり、お互いにダブらないように手に入れては、交換して読んでいました。旭小学校の図書館には無かったのでしょうねこのシリーズ。初めて買った文庫本は探偵小説で「ポアロの事件後」(創元推理文庫)であり確か小学校6年のころでした。今現在も現物を持っています。「田中聖文堂」はその後、祇園町の大きな交差点に移転し「ブックス大文」という名前になったのまでは覚えているけれど、私の記憶はここまでです。子供の行動範囲ですから、祇園町界隈までがせいぜいでそれより南側の本屋に馴染はありません。

「帝国商工信用録 昭和11年版 九州版」によると聖文堂書店は昭和8年に祇園町で創業しているようです。ちなみに昭和12年の延岡には祇園町・聖文堂の他に元町に文展堂、本小路に古帝園と東光堂、土々呂に金井書店があったと記録されています。

大ベストセラー:頭の体操 1966年 多湖輝  これにはハマりました。第4集くらいまでは買いました。

世界原色百科事典: 小学館1965年 昭和40年10月15日発行初版ですが、一冊出る事に配送してもらったような気がします。完成するのに二年位かかったのではないでしょうか。 この時代は百科事典を家に揃える、というのが一部で流行っていたようです。この小学館の事典はきれいだったので、舐めるように読んでいた(?)気がしますが、眺めていただけかもしれません。記憶が定かではないです。