旭牛乳をおぼえていますか?
2022年08月18日

朝一番に自転車に乗ったお兄さんが配達してくれるのが旭牛乳でした。紙のキャップを独特の栓抜き(といっても、まあ小型の千枚通しのようなもの)で開けて飲みます。子供のころはどこから配達されるのだろうと思っていましたが、今見ると住所が「大門町」とありますので、樫山のあたりだったのですね。
世の中には面白いコレクションをしている人がおられます。この旭牛乳もネットでググると写真が出てきて、その写真をたどると< 漂 流 乳 業 >「配達所に帰れなかった昭和の牛乳瓶とその周辺」というホームページに到達します。全国の牛乳屋さんのリストが載っており、宮崎県は18軒と多く、そのうちの一つが旭牛乳となります。かってに写真をお借りしましたが、ありがとうございます。
さらに内容を少しお借りして・・・
・・・・全国屈指の工業都市。消費人口が多く、需要は旺盛。大正時代には北出の中島牧場、栗の名に大星牧場が搾乳業を営み、戦後間もなく大門の前田牧場、川島に甲斐牧場が勃興。それぞれ牛乳販売(工場向け集団飲用)を行って盛業だった。
昭和18年9月、延岡は未曽有の水害に遭う。40日連続の降雨、台風直撃を受け各所が水没。濁流は400棟以上の民家を押し流し、一部住民は屋根に避難したまま海へ呑まれた。市内の死者・行方不明者63名を数える大惨事だ。
この洪水で大星牧場は営業困難に陥り、飼育乳牛を児玉丸雄氏に譲渡。昭和24年、氏は大門に児玉牧場を開設、市乳の処理販売に乗り出す。同27年、業容拡大にともない(有)旭牧場として法人化、ここに旭牛乳が誕生した。・・・
とのことです。