祝子川堰堤について
祝子川は子供の頃よく泳ぎに行っていました。北川は遠かったし、五ヶ瀬・大瀬は川蟹やエビを取りに行ってはいたけど泳ぎに行くということはなかったです。祝子川で泳いでいたのは小山橋の上流700mくらい行ったところにある堰堤(上堰堤:かみえんてい)という小さなダムから上流に向かって、更に800mくらい行ったところまででした。ここは祝子川が大きくカーブしているところで、左岸は崖と深淵があり絶好の飛込みスポットでしたし、対岸の右岸は広い砂洲がせり出していて穏やかな泳ぎ場でした。
子供の頃の記憶では堰堤と飛込みの崖とはせいぜい100mくらいしか離れていなかったと思っていましたが、過去の写真を検討すると500m以上は離れているので少し驚きました。(写真は1975/02/26(昭50))

崖は数mの高さがあり、松か何かの枝がせり出しており、この枝から飛び降りていた記憶があります。かなり勇気がいります。私はここから飛び降りて、深みに潜っていき、気持ちよく泳いでいたところ、眼の前にいきなり巨大な牛の白骨頭部(不法投棄ですね)が現れて、溺れそうになるほど驚いたことが忘れられない子供の頃の記憶です。
さて富美山旭中学から堰堤に行くときは柚木の部落から曲がって行きます。草むらで着替えて川に入っていました。堰堤はコンクリートでできているので、そのまま渡って対岸に出られます。東海中の縄張りです。そこから歩いて上流に数百m行き、飛込みスポットに行っていたのだと思います。泳いでスポットに行くのは難しかったと思います。子供にとって崖はよじ登るには高く険しかったのではないでしょうか。記憶がはっきりしないです、このあたりは。
その後の水害で堰堤が壊され、さらに撤去されたと聞きました。昔の良い思い出でした。